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中小企業診断士勉強 2日目-ライン生産と組み立てセル

4/15は勉強2日目。「生産・技術」の試験範囲の中の「ライン生産とセル生産」について学びました。

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中小企業診断士勉強 2日目-ライン生産と組み立てセル

生産・技術の試験範囲は主に製造業についての試験範囲です。

生産現場において、品質・コスト・納期を最適化し、効率的に生産活動を行うための基礎知識を学んでいきます。

今日はライン生産とセル生産という、生産方法の違いについて学びました。

 

 

ライン生産とセル生産

ライン生産とは、私たちがイメージする、工場での生産である、ベルトコンベアで運ばれる製品に組み付けを行っていく方法です。

生産ライン上の各ステーションで作業が割り振られており、品物がラインを移動しながら、加工を進めていきます。

各ステーションで行われる仕事を「工程」と呼びます。

ライン生産のメリットは、規模の経済が発揮されることで単位当たりコストを低減することができる点。また、各作業者が特定の工程だけを担当するため、経験の浅い単能工でも作業することができます。

ライン生産では、ベルトコンベアで動いている製品にそのまま作業する移動作業方式と、コンベアから一度仕掛品をおろして作業する静止作業方式があります。

 

ラインバランシング

ラインバランシングは、ライン生産上で各工程の作業時間が異なることでダウンタイムが発生してしまうことを防ぐため、工程ごとの作業量を均一化し、作業時間のバランスをとることを指します。

 

グループテクノロジー(GT)とセル生産方式

グループテクノロジー(GT)は、ライン生産時に、部品の形状・寸法・素材や作業工程の類似性に基づいて工程を分類し、似たような工程をまとめる管理方法です。

GTを活用すると、ロットサイズを大きくでき、段取り回数を減らすことが可能となります。

GTで分類された各工程の複数の異なる機械をまとめて機械グループを作り、製造を効率化していくことをセル生産方式と呼びます。

工程集約により、工程間の運搬や仕掛かり在庫削減、生産リードタイム短縮などが実現できます。

 

組み立てセル

ライン生産と対極の位置にあるのが組み立てセルという方式。

こちらは作業者が一人または複数のグループで1つの製品を組み立てる方式です。

1つの製品の完成がそのまま作業者の評価につながるため、モチベーションが高まりやすいというメリットがあり、分業がなくなることで仕掛り在庫もなくなるのも利点です。

 

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終わりに

今日は中小企業診断士の勉強2日目として、ライン生産と組み立てセルについて学びました。

これからも少しづつ続けていきたいと思います。

 

※現在下記の本を使って勉強しています。